VI-grade のリアルタイムソフトウェアのメジャーアップデートを発表

ドイツ（ダルムシュタット）、2024年10月30日 – VI-gradeは、主力製品：VI-CarRealTime、VI-WorldSim、VI-NVHSim、VI-DriveSimの2025.1バージョンのリリースを発表いたしました。これらのアップデートは、性能強化、新機能、幅広い互換性を提供し、より優れた仮想プロトタイプの作成と車両開発サイクルの加速において顧客をサポートするVI-gradeの取り組みをさらに強化するものです。

VI-CarRealTime 2025.1では、SimulinkおよびFMUサブシステムから生成されたプラグインでセーブ/リストア機能がサポートされ、複数のイベントを並行して実行する機能が強化されるなど、効率性が大幅に向上しています。このバージョンでは、MaxPerformanceシミュレーションの計算効率も改善され、静的計算時間が最大50%短縮されます。また、ユーザー定義入力を新たにサポートし、スケーラビリティ機能を強化しました。

VI-WorldSim 2025.1は、没入型シミュレーション環境のための拡張機能を提供します。特に注目すべき機能として、Custom Object Libraryの作成に特化したVI-WorldSim ModKitの新セクション、米国、日本、イタリアの地域別道路標識、カメラ・トラッキング機能の向上、VR環境における障害物ファイルとアニメーション化されたハンドルのサポート強化が挙げられます。新バージョンでは、オブジェクトファイル管理の柔軟性が向上し、車両のヘッドライトを制御するためのAPIサポートが拡張されました。

VI-NVHSim 2025.1は、騒音・振動・ハーシュネス（NVH）シミュレーションの可能性を広げます。
新リリースでは、複雑な構成のプロジェクトにおける操作性の向上、VRシナリオのサポート、NVHデータの記録と管理のための新しいタスクマネージャが追加されました。さらに、より包括的な時刻歴モニタ表示や、振動記録用のアナログ入力チャンネルの拡張などの機能強化により、より正確なNVH解析を実現します。

VI-DriveSim 2025.1には、高度な再生管理ツール、全周波数帯シミュレータの忠実度の向上、Simulation Workbench for Windowsとの完全な互換性など、ドライビングシミュレーション体験を向上させるいくつかの新機能が導入されています。この最新リリースには、Addfor SpAとの共同開発によるAIベースのレイテンシー補正アルゴリズムであるVI-ZeroLatencyも含まれており、Sybille®テクノロジーにより、モーションプラットフォーム上のレイテンシーを最小化し、よりスムーズで応答性の高いシミュレーション体験を実現します。
 
VI-gradeのProduct Development Manager であるRoberto De Vecchi氏は、次のように述べています。
「当社の主力シミュレーション ソリューションの2025.1バージョンを発表できることを誇りに思います。これらの技術革新により、お客様は仮想テストワークフローを最適化し、物理的なプロトタイプへの依存を減らし、車両開発の効率化を促進することができます。」

新機能と機能強化の詳細リストを含む2025.1ソフトウェアリリースは、現在ダウンロード可能です。 登録ユーザーは、VI-gradeのウェブサイトのダウンロードページにログインすることで、各製品のバージョン2025.1をダウンロードすることができます。

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