News - 18 July

VI-grade がVI-Worldsimの革新的な仮想試験場を発表

イタリア(ウディネ)、2024年7月18日VI-gradeは、VI-WorldSim向けの画期的なVI-grade Virtual Proving Ground(仮想試験場)を発表しました。

VI-gradeのVirtual Proving Groundは、自動車エンジニアや研究者の多様なニーズを満たすために綿密に設計された総合的なデジタル試験施設です。膨大な機能とテストシナリオにより、自動車の品質と安全性を全体的に向上させながら、開発時間とコストを大幅に削減することをお約束します。

VI-grade Virtual Proving Groundの主な特徴:
  • High-speed Ring(高速リング): 高速テストや空力評価に最適な4車線、最大バンク角11度の8.6kmのコースです。
  • EU/USA Highways(EU/USA高速道路): 欧州と米国の高速道路状況をシミュレートした2kmの区間です。
  • Specialized Testing Areas(専門試験エリア): 様々な路面タイプの走行レーン、3.2kmのハンドリング・トラック、1.15kmのラリー・トラック、2.4kmのカントリー・ロードなど、実際のレーザースキャンデータに基づいています。
  • ADAS Testing(ADASテスト): 自動運転車や半自動運転の開発に不可欠な先進運転支援システムの評価専用エリアです。
  • Diverse Road Conditions(多様な道路条件): 勾配の異なるランプ、路面の凹凸が異なるイベントレーン、スプリット摩擦係数テストやウェットコンディションシミュレーションのための専用エリアを備えています。
VI-grade社のSenior Director Product Management のDavid Bogema氏は、次のように述べています。
「包括的で非常に現実的なテスト環境を提供することで、実機による試作やテストに通常必要とされる時間とリソースを大幅に削減しながら、お客様がイノベーションの限界を押し広げることを可能にします。」

VI-grade Virtual Proving Groundは、同社の高度なシミュレーション・ソフトウェアであるVI-WorldSimと完全に統合されており、既存の開発ワークフローにシームレスに導入することができます。この統合により、自動車会社は VI-gradeテクノロジーへの現在の投資を活用しながら、この最先端の仮想試験場を利用することができます。

自動車メーカーは、より安全で効率的、かつ技術的に先進的な自動車を短期間で開発しなければならないという課題に直面しています。この仮想環境は、こうした課題に真正面から取り組む上で重要な役割を果たすと期待されています。

VI-grade Virtual Proving Groundの詳細については、こちらのリンクをご覧ください。
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