News - 27 June

VI-gradeのドライビングシミュレータ技術を採用した 世界初のZero Prototype LabがEDAGグループによって開設

ドイツ(ヴォルフスブルク)、2024年6月27日VI-gradeは、著名なエンジニアリングサービスプロバイダーであるEDAGグループがドイツ・ヴォルフスブルクに初のZero Prototype Labを開設したことを発表しました。この先駆的な施設には、VI-gradeの最先端のリアルタイムDriver-in-the-LoopシミュレータであるDiM500 FSS(Driver-in-Motion Full Spectrum)シミュレータが設置されており、0~20kHzの正確な運動、振動、音を総合的に体験することができます。DiM500 FSSを補完するものとして、ラボにはVI-gradeのCOMPACT Full Spectrum SimulatorAutoHawk Hardware-in-the-Loopプラットフォームもあり、ドライビングシミュレータを既存および将来のHardware-in-the-Loopシステムにシームレスに接続することができます。

Zero Prototype Labは、バーチャル・テストドライブや新車の主観的評価など、Zero Prototypeへの取り組みに関心のある世界の自動車市場関係者なら誰でも利用することができます。自動運転、ステアリング、ブレーキ、加速などの重要な機能は、運転システムと連動してテストすることができます。この革新的なアプローチは、コストのかかるプロトタイプの必要性を減らし、開発サイクルを短縮します。さらに、季節的な天候の制約に左右されない仮想環境でのドライビング・ダイナミクスの最適化も可能になります。全体として、このラボの運営は、材料と資源の使用量を削減し、車両開発プロセスのCO2発生量を最小限に抑えることに貢献することになります。

EDAGグループのCEOのHarald Keller氏は、次のように述べています。
「Zero Prototype Labの開設により、私たちは自動車開発の新時代を切り開こうとしています。世界中の技術開発者と自動車メーカーは、精密なシミュレーションによって開発プロセスを合理化し、より速く、より効率的に、より持続可能な作業を行うことができます。このようにして、私たちは自動車開発とモビリティ産業における広範な変化を推進し、将来を見据えた価値創造を促進しています。」

VI-grade社のManaging Director のGuido Bairati氏は、次のように述べています。
「当社のDriver-in-Motion Full-Spectrum対応の高機能シミュレータが、新しいEDAG Zero Prototype Labの中核を担っていることを誇りに思います。これまでで最も高性能なシミュレータであるDiM FSSにより、EDAGはエンジニアリング・サービスをかつてないレベルにまで高めています。DiM FSSシミュレータは、ドライビング・ダイナミクス、運動、振動、音をシームレスに統合し、没入感のある体験ができる実験シミュレーションの飛躍的な進歩です。この先駆的な施設で、明日のモビリティを形作るエキサイティングな顧客プロジェクトが生まれることを楽しみにしています。」

EDAG Zero Prototype Labの詳細については、EDAG Zero Prototype Lab|EDAG Groupをご覧ください。
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